2019年11月19日

秋五首

(伊豆大島へ川島忠一君の墓参)
久かたに       
御霊参りて    
やすらけし    
三原の山には    
懸る雲なく   

(過疎化で住む人なき我が家朽ち果てる)         
たらちねの
親の住みたる
古き家
朽ちたるを見て
いとど侘びしき
   
(錆が浜、夕日の沈みゆくを見る)
夕なぎの
水平線を
朱に染めて
つるべおとしの
秋の日暮るる

(さざ波)
暮れなずむ       
打ちては返す    
波おとに    
いとしき君を    
想ふ夕暮   

(秋)
武蔵野の
古き病舎の 
窓辺にも
秋ぞきたりや
コスモス咲きて
posted by office YM at 19:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月26日

元号(五題)

【五月一日元号令和となる】
日の本の 御代のかわりて まほろばの
 国よやすかれ 民よやすかれ

【新たなる御代の弥栄を祈る】
弥栄や 元号変わり 御代あらた
 永遠に栄えよ 日の本の国

【靖国】
ちはやふる 英霊(かみ)のおわせし 靖国に     
 御代のかわれど 親拝はなし  

【多摩御陵】               
いく年も 過ぎにしかたの 武蔵野の
 多摩御陵を 照らしゆく月

【社に祈る】
神々に 霜ふる頭(こうべ)を ぬかづきて
 新たなる御代よ 安けくと祈る
posted by office YM at 07:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月22日

晩冬4首

(残雪)       
残雪の        
滴(した)る水音(みおと)の      
やわらかき      
春遠からじと    
うたふがごとし      

(一夜老いた友集まる)
歳かさね
共に老いたる
友たちの
こころは遠き
ふるさとにあり

(除夜の鐘)
老いづきて
独り聞く音の
侘しさよ
消えゆく音に
明日を祈りて

(初詣 神仏習合)
除夜の音を
背で聞きながら
初詣で
神を寿ぎ
仏に願う
posted by office YM at 00:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月24日

年末四首

(伊豆山荘にて)

寒風の 窓をゆさぶる もがり笛
凍てつくほどの さみしき夜半よ

(東海汽船乗合所にて)
   
竹芝の 出船のドラの 寂しさよ
心に遠き ふるさと想う

民族運動家 長谷川正男逝く
(平30、12、13)

さまよいて さまよいぬきて 君は逝く
新たな御代を 待ちこがれつつ

(過疎化)
たらちねの 親の御霊の ねむりたる
墓碑は過疎化で 朽ち果てるらむ
posted by office YM at 02:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

晩秋七首

(秋)
かりがねや 茜のそらに 消えゆきて
武蔵野の杜 秋彩(いろ)づきぬ

(古里)
古里の 磯に舞い飛ぶ 海鳥の
なく声寂し 秋の夕ぐれ

(小夜ちどり)
庭先の ほつ枝で鳴きたる 小夜ちどり
われは独酌 来たりて語れ

(夏のおわりに)
夕なぎの 寂けき波音 伊豆の海
夕日にそまりて はま千鳥舞う

(若き日の思い出)
わが胸に 宿りて消えぬ マドンナの
淡き思い出 老いたりてなほ

(秋の夜長)
カナカナと なく蜩の 声すみて
手酌はかどる 秋の夜長よ

(秋)
おちこちで なくすずむしの 声すみて
秋の夜長は 寂かに更けり



posted by office YM at 21:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月12日

盛夏七首

【戦後七十年 天皇沖縄御幸】
年月は 過ぎゆきてなほ 戦場(いくさば)に
御行(みゆき)て祈る 御心うれし

【靖国の御霊の待ちしこと】
やすくにの 杜にねむる つわものの
御霊やすけむ 大君の親拝(いのり)

【八月十五日 靖国神社参拝】
つえつきて 参道歩む 老い人の
背に負いたるは 尊(たっ)とき御霊
   
【八月十三日 盂蘭盆会】
夕暮れて まだ鳴きやまぬ せみしぐれ
迎え火たきて 御霊を迎えん

【ふるさと】
店頭の メロンの香りに 誘われて
喰み(は)て想うは ふるさとの夏

【三宅島 錆ヶ浜にて】
磯ガニと たわむれ遊ぶ 子らの背に
弱き残り日 夏の終わりに

【三宅島 流人墓】
ひっそりと 苔(こけ)むし座る 流人墓
誰(た)がたむけしか いちりんの花
posted by office YM at 16:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月08日

晩冬3首

【独居老人】
病みし夜や 老いて独居の 侘しさよ
明日の目覚を 神に祈らむ

【春の兆し】
なごり雪 梅の上枝(ほつえ)で 華となり
春の兆しを 告ぐるは嬉しき

【演歌】
なつかしき 昭和演歌が 聞こえ来る
すぎし青春 心に温(ぬく)し
posted by office YM at 06:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

秋の六首

【故里】
父母(ちちはは)の 縁(えにし)あるひと また逝きて
  故里なほも 遠くなりけり

【秋】
むさしのの 夕空そめる 茜ぐも
  候鳥(こちょう)去り行き 秋深くなり

【青春のマドンナ逝く】
青春の 淡き想いの マドンナが
  逝きしと聞きし 夜半は寂しき

【金木犀】
庭前の 金木犀の 花の香に
  歩みをとめて 微笑みし女(ひと)あり 

【靖国神社】(戦後七十年)
杖つきて 参道歩む 老い人の
  背に負いたるは 過ぎし時かも

【秋紅葉】
彩づきて 萌え盛りたる 紅葉が
  初木枯らしに 散りゆきて舞う



posted by office YM at 14:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月28日

初夏7首

【八十路にて友逝く】
うつし世の 定めなりやと 思ひしも
 君の訃報を 聞くは寂しき

【老梅】
庭前の こけのむしたる 老梅の
 こずえに春の きざしをみたり

【井の頭の池 三十数年ぶりに掻掘を行う】
かい掘りで 水澄み渡る 井の頭
 上弦の月 水面に揺るる

【靖国祈り】
神前で ぬかずきたりた 老いびとが
 背でなきたるを 見るは悲しき

【靖国鎮魂】
この杜に ねむりしみたま やすけくは
 すめらみことの 万世のいのり

【天皇の被災地行幸】
大君の 被災地みゆき ありがたき
 かたじけなさに 心ふるえん

【被災地行幸】
ひざを折り 民と語れる 大君の
 おおみごころに なみだおとしむ
posted by office YM at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

短歌四首

(伊豆の山荘にて)
山荘の 木々も芽ぶきて 春装い
鳴くうぐいすの 声澄み渡る

(春浅き日に兄逝く)
法華堂 君が植えたる 桜木の
初花咲くを 見るはさびしき

(東京の桜 開花宣言)
靖国の そめいよしのの 初花が
咲きて都は 開花宣言

(傘寿)
老いたるや 八十路の坂の わが齢(よわい) 
父を越えたり 母をも越えんや
posted by office YM at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする