2020年01月19日

年末年始三句、短歌六首

【年末年始 三句】

背高き
影をおいたる 
冬至かな

侘しさや
暗夜に消え行く 
除夜の鐘

地蔵尊
衣も新た
四方の春

【神田川の夏と秋 二首】  
        
わくらば(病葉)や          
水面に踊りて       
流れゆく         
森滴(したた)りて      
秋まだ遠し       
          
秋高し
青に染まらぬ
ちぎれ雲
子守柿の実
彩なほ冴えて

【尊師三浦義一 二首】

国文学者 保田與重郎先生、三浦義一先生による近江の義仲寺再興に
三浦義一門下 西山広喜(財団法人日本政治文化研究所理事長)と共に参じる    
   
義仲寺や    
尊師義一の
いしぶみ(碑)を
読みて寂しき 
近江野の秋

三浦柳作、祖父三浦義一とその歌『残心抄』を読みて

残心抄
尊師義一の
歌読みて
紙めくるたび
儚く寂し

【愛(まな)娘 二首】 

身障の
吾児を授かり
育みて
健気(けなげ)に妻は
神宝と笑む

(娘の車椅子を押し歩む)
吾児乗せた
車の椅子の
重たさに
己(おの)の老い知り
寂しさ覚ゆ

posted by office YM at 23:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする